2012年11月05日

今日は津波防災の日、なのだそうです。

11月5日は、東日本大震災後に制定された(※1)津波防災の日、なのだそうです。安政元年11月4日、5日の2回にわたって襲った南海の大地震(※2)でのエピソードがその由来です。
東日本大震災のあった3月11日ではなかったため東北三県では目立った動きはなかった(※3)ようですが、西日本に住む私たちは「稲村の火」の伝承をもう一度、読み返してみるべきかもしれません。

※1|津波防災の日講演会2012の開催について(内閣府ホームページ) … 2011年6月、津波による被害から国民の生命、身体及び財産を保護することを目的とする「津波対策の推進に関する法律」が制定されました。この法律において、11月5日は「津波防災の日」と定められ、国及び地方公共団体は、その趣旨にふさわしい行事を実施することとされました。http://www.bousai.go.jp/1info/tunabo2012/index.html

※2|教科書にものった「稲むらの火」(ヤマサ醤油HP)… 「1854年(安政元年)11月4日、5日の2回にわたって襲った南海の大地震に際し、偶然紀州・広村(現在の広川町)に戻っていた梧陵は、海水の干き方、井戸水の急退などにより、大津波が来ることを予期しました。梧陵は村民を避難させるため、自分の田圃に積んであった収穫された稲束(稲むら)に火を投じて急を知らせ、村民の命を救ったといいます。身の危険や財産を顧みないこの行為に感動した明治の文豪・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、「仏の畠の中の落穂」という短編集の中で、‘A
Living God(生ける神)’として梧陵を紹介しています。のちにこれをもとにして、小学校教師であった中井常蔵氏が著した物語「稲むらの火」は、小学国語読本に採用されました。」http://www.yamasa.com/enjoy/history/inamura/
「稲むらの火」のHP http://www.inamuranohi.jp/link.html

※3|津波防災の日」被災地で浸透せず(日本経済新聞)… 東日本大震災後に決められた11月5日の「津波防災の日」が岩手、宮城、福島3県で浸透していない。政府は「各自治体は何らかの行事を」と呼び掛けるが、被災地では「津波や震災に思いをはせるなら3月11日」の意識が強く、行事開催には消極的だ。http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0401Z_V01C12A1CC0000/


posted by akagiyoshiko at 15:38| 地震・津波・その他災害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする